カチタスメール

2025-02-21

【おうちの売却】空き家所有者の7割は月1回以上空き家を管理している!? “負”動産にしないための管理とは

前回は、空き家に関する法改正についてご紹介しました。2023年の法改正により、空き家の管理が不十分な場合、破損などの度合いによって市町村から指導・勧告を受ける「管理不全空家」や「特定空家」に指定されると、固定資産税の軽減措置が受けられなくなってしまいます。

今回は、所有する空き家を劣化させ“負”動産にしない管理についてご紹介します。

1)7割の人が「月1回以上」は空き家を管理している

そもそも、どのくらいの頻度管理したら良いのでしょうか。
国土交通省の調査によると、空き家を月1回以上管理している人は全体の71%でした。

外観をざっと見て、玄関や窓などの施錠具合を確認、庭があれば草抜きや落ち葉の片付けをし、室内に風を通す、壁や柱に雨漏れがないかなどを調べるだけで1時間程度はかかり、月1回でも大変な作業ですが、7割の方が実行されています。

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※データ出所:国土交通省「令和元年空き家所有者実態調査」 (n=3,643)

2)管理の頻度が低いと、建物は劣化しやすい

同調査によると、空き家は管理頻度が低くなるほど、建物の劣化具合も大きくなっています(グラフ参照)。
「年に1〜数回」の管理の場合、所有されている空き家の6割以上に劣化が見られており、修繕コストが上がる原因となります。

将来売却など活用ができない状態の”負”動産にならないためにも、月に1度は管理ができるといいですね。

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※データ出所:国土交通省「令和元年空き家所有者実態調査」 (n=3,643)

3)チェックリストを使って点検、資産価値を下げない

普段住んでいないと、家の不具合は気づきにくいのが現実です。また、管理も効率よく済ませたいもの。

そこで、国土交通省の「空き家管理チェックリスト」を使ってみてはいかがでしょうか?
例えば、門や塀に傾きや破損はあるか、外装材が破損していないか、など、建物内部だけでなく敷地や建物外側を含め、11項目のチェックポイントが1枚のシートになっています。

※参考:国土交通省「空き家管理チェックリスト」
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/akiya-taisaku/articles/2024020104.html

4)最後に

いかがでしたか?筆者は今まで100棟以上の空き家を見てきましたが、建物の傾きや屋根裏の雨染み、シロアリ被害など、所有者が劣化に気づいていない住まいが多くありました。

普段からよく見ているつもりでも、改めてチェックリストを用いて建物の状態を確認することで、小さな変化に気付くことができます。早めに異変に気付き、修繕など対処をすることで、住まいの劣化を少しでも防いでいきましょう。

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