空き家再生ニュース

2022-04-01

駅まで徒歩30分、築33年の住宅、これって売れるの…?

ご覧いただき、ありがとうございます。こんにちは、カチタス広報の阪野です。
最近配信したリリースのうち、リリースでは掲載しきれなかった情報を、実例を交えてご紹介します。

●最近配信したリリース
・4/1 宝塚店オープン(兵庫県)
・4/21 伏見店オープン(京都府)
・5/6 名取店オープン(宮城県)
と新店舗オープンのニュースが続きました。
これによりグループ会社のリプライス(14拠点)と合わせて、全国134拠点へと拡大しました。
カチタスの店舗は県庁所在地以外の郊外にも、多く展開します。

●空き家は郊外に多く存在
そして空き家は、郊外に多く存在*¹します。
郊外は都市部や県庁所在地と比べ、人の流入が少なく市場も活発ではありません。
さらに空き家の多くは築年数が古く*²、半数以上*³が修繕を必要とします。

空き家の所在地グラフ1
空き家の所在地グラフ2
空き家の所在地グラフ3

●「買い手が見つからない…」と空き家を売却申し込み
実際に、駅まで徒歩30分の郊外で、築年も30年以上経過した宮城県柴田郡の空き家を
「この状態では買い手が見つからないので、買い取ってほしい」と名取店へ売却申し込みがありました。

(実際に買い取った住宅です。)

カチタスが実際に買い取った住宅1
カチタスが実際に買い取った住宅2

●利便性が悪くても、地域密着の情報を駆使して再生
駅まで遠く利便性は高くありませんが、これまで弊社が地元密着で培ったノウハウから
「公園と小学校が近くて、きっとファミリー世帯には需要がある」
と商機を見出し、買い取りリフォームを施し販売しました。

そして実際に1歳未満のお子様がいるファミリーに
「子育てにピッタリ!」という理由で、購入いただきました。

(実際に買い取った住宅、リフォーム前後の様子です。)

カチタスが実際に買い取った住宅、リフォーム前後の様子

●現代の生活同線に合わせて再生販売
築年が古い造りや間取りでしたが、現代の生活同線に合わせて
・駐車スペース1台→3台分へ拡張
・水回り設備→すべて新品交換
・和室が多い→洋室に変更
というリフォームを実施し、若いファミリー層にご好評をいただきました。

●郊外でも〇〇であればニーズ有り!
空き家は郊外に多く、築年数も古い住宅がほとんどです。
しかし郊外には、「新築は高額で手が届かないが、安くてきれいな住宅であれば購入したい」という方が多く存在します。

そのままでは流通が難しい空き家。
一つ一つのネックを丁寧に取り除くことが、空き家を流通させる手段の一つであると思います。
引き続き、弊社事業が空き家問題の解決につながるよう、尽力したいと思う所存です。

注釈について
*¹ *² *³:国土交通省「令和元年空き家所有者実態調査」より